市長といきいきランチトーク結果概要(むくの木)
開催日 平成21年12月17日(木曜日)
出席者
広瀬市長むくの木 代表 横島 曉子 他7名
総合政策室職員
トーク概要
会の紹介として、国分寺小学校で読み聞かせのボランティア活動を行っており、実際に読み聞かせを1話、お話いただきました。


その後、昼食をとりながら、
→「図書館に司書は大切」という話をよく聞き、さらにその続きで「人件費が一番かかる」と言われます。
(市長)
人件費というものは財政的に大きな要素となります。現在、教育委員会で専従ではなく、市内を回っていただくなどの工夫をしていると思いますが、図書館にもいい人がたくさんいるので、この人達を上手く活用できないかを考えています。
→資格をとった図書館職員も人事異動で市の他の部署にいってしまいますが、利用者としては専門知識を持った経験豊かな職員がいてくれた方が助かります。
(市長)
職員には、一つの部署でスペシャリストになりたいという希望もありますが、将来、管理職等になったときに、他の部署も経験していないと、困ることになります。また、一つの部署に固定化すると様々な弊害も懸念され、その結果、利用者の方々にもご迷惑をおかけすることになります。
→図書館の民営化を行っている自治体がありますが、下野市で実施する考えはありますか?
(市長)
民営化することもできますが、これから例えば、「図書カード」と「住基カード」を連携させた場合、個人情報がどこまで守られるか等、心配な部分があり、もうしばらく先進事例をみさせていただき、検討していきたいと思っています。


→以前、国分寺図書館に併設されていた保健センターがゆうゆう館に移動し、空いたスペースに子ども用の本を置くなどとしたい。と聞いていましたが、どうなっているのでしょう?
また、石橋・南河内図書館に比べて、国分寺図書館は暗い感じがします。お金をかけず、ボランティアで協力できることがあったら、言って欲しいです。
(市長)
国分寺図書館の懸案事項として、「靴を脱がないといけない」「食事するスペースがない」の2つがあります。また、旧国分寺保健センター跡利用については、調べさせていただきます。(調べたところ、当時、空いたスペースを学童保育として利用を検討していたが、事前の保護者・児童アンケートにより、学校から離れている等の理由から、利用希望者がほとんどいなかったため、開設を見合わせた。)
ボランティアの方々には、各方面に渡って、本当にお世話になっています。図書館においても、お金をかけずに何ができるか考え、また、ボランティアの方々にお願いできることがあれば、お願いいたします。
→今、自治体の長というのは大変スポットライトを浴びている時代だと思います。これからも、是非、市長さんにはリーダーシップを発揮していただいて、私たちも期待して見守っていきたいと思います。
(市長)
ありがとうございます。私は政治家はどちらかというと裏方で、支えるのが本来の役目だと思っておりますが、これからもいろんな方々と意見交換をしながら、市政を進めていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします。