市長といきいきランチトーク結果概要(食と健康財団)
開催日 平成22年2月18日(木曜日)
出席者
広瀬市長
食と健康財団 代表 小林瑞子 他4名
総合政策室職員
トーク概要
今回は、「食育」の話題を中心ということで、これまで市で手配していたお弁当ではなく、会の紹介も兼ねて、手作りのお弁当をご用意してくださいました(写真)。

<メニュー>
- 雑穀米と豆のごはん(自家製梅干し きゅうりのぬか漬け)
- わかめ入り飛竜頭きのこのあんかけ(にんじん れんこん入り)
- さんまのさっぱり煮
- 大根の酢のもの(ゆず風味)
- ひじきの田舎煮
- 春菊とうどの胡麻みそ和え
- 煮豆
- さつま芋とレーズンの甘煮
- 旬の果物 いちご(栃木産 とちおとめ)


その後、昼食をとりながら、
→食育の大切さを多くの人に学んでもらいたいと活動していますが、これから一般市民や子どもたちを対象にした「食の健康教室」を開催したいと考えており、過去に独自で開催したときもなかなか周知ができず、参加者が少なかったので、市の協力をいただけないでしょうか。
(市長)
今、市でも栄養士さんの協力をいただいて保育園・児童館、小・中学校で食育の学習をしていただいております。ただ、大人の方に学んでいただく機会はなかなかできていないと思っています。
生涯学習情報センターでは登録された様々な団体の方が集まって勉強会等を開催していますが、「こういうことをやります」といった掲示コーナーや行事開催にあたって、センター職員もご協力できることがあると思いますので、活用してはどうでしょうか。
また、もう少し先の話になりますが今度オープンする道の駅には地元の農産品を置いたりしますし、また100人から入れる勉強室や調理ができるスペースを設けますので、こちらも上手く利用できるかもしれません。


→中食(なかしょく)という言葉があり、これは作ってできているものをスーパー等で買ってきて家で食べることだそうです。外食・中食・家庭食の3つになるのですが、家庭食は一から作ることをいいますが、現在の家庭では5割以上はこの中食だということを聞きました。
今度支給されるこども手当も受け取る親の考え方で使われ方が様々になってしまうと思います。それだったら、給食費を払わないといった問題もありますので、そちらの方に使っていただくのがいいのではないかと思っています。
(市長)
私もお昼は中食になっていますね。私が子どもの頃は給食でごはんが出たのは月に1回あるかないかだったと思いますが、今はほとんど米飯給食になっていますよね。私の子どももご飯が好きなのですが、やっぱり子どもの頃から毎日のように食べたものは口が覚えているようです。子ども手当を何とか未納の給食費に充てられないか考えましたが、難しい問題で、「払えない」のではなく「払わない」という事態を何とかしなければと思っています。


→道の駅の話が出ましたが、私もどこかに出かけたときは必ず道の駅に立ち寄ります。様々な道の駅を見てきましたが、地域の方が料理を作ったり、手作りの作品なども販売しているところもありましたので、ぜひ、下野市で作る道の駅にも市民も参加していけるような施設にしていただければ収入も増えるのではないでしょうか。
(市長)
将来的にはそのようにしていきたいと思っています。全国の道の駅ではほとんどが利益をあげていて、赤字なのは一桁の割合だけです。その成功した理由の一つは今騒がれている「食の安全・安心」が地元の方が行っている道の駅にはあるということではないでしょうか。今、農家の女性団体に新しいメニューを考えていただいておりますし、施設にできるオープンスペースで色々な団体に作った物を売ったり、展示してもらうのもいいかもしれません。
→今、私の友人等も直売所で買ってから、スーパーに行く方が多くなっています。やはり生産者の顔が見えるという安心感があると思います。
(市長)
今度、JA小山では直売所で買ったレシートの1%を希望する学校の図書券として贈るということを始め、先日、その図書券をいただいたところですが、このような地域の意識というのは素晴らしいことだと思います。