絶滅危惧種トウサワトラノオは毎年5月が見頃です
トウサワトラノオとは?
サクラソウ科の多年草植物で、長さ20~40センチ程度の茎をもち、湿地に群生しています。5月~6月にかけ、大きさ1センチ程度の小さな白い花を咲かせます。中国で多く生息することから、同国を意味する「トウ」(唐)と湿地を表す「サワ」、さらに花の咲き方が「虎の尾」に似ていることから、「トウサワトラノオ」と名づけられたとされています。
全国に2か所だけの絶滅危惧種
トウサワトラノオは、県内では絶滅したとされていた多年草で、環境省のレッドデータブックでも高ランクの絶滅危惧種に指定されています。全国でもこの下野市を含めて2か所(他に愛知県)しか生育場所はなく、希少性は極めて高いとされています。このトウサワトラノオの群生地は、2006年6月に県が実施した江川・五千石地区ほ場整備事業の生態系調査で栃木県では50年ぶりに発見されたものです。
掲載日 平成31年4月1日
更新日 令和4年6月30日
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