第5回下野市中学生海外派遣の思い出
第5回下野市中学校・義務教育学校後期課程生徒海外派遣団(生徒16名、引率4名)が、令和5年9月17日から23日までの7日間、ドイツ連邦共和国ヘッセン州にある姉妹都市、ディーツヘルツタールを訪れました。
言葉も生活習慣も違う環境でのホームステイでしたが、姉妹都市の人々の姉妹都市交流に対する深い思いとあたたかなおもてなしに触れ、大きな思い出を胸に、無事に下野市に帰ってきました。
現地での様子
1日目:日本を出発、姉妹都市に到着、対面式
まだ真っ暗な午前4時に集合し、バスに乗り込んで空港へ。
15時間のフライトの後、無事にドイツに到着しました。
空港まで姉妹都市のみなさんが迎えに来てくれ、生徒たちはパートナーと初対面。
教会で対面式を開いていただき、それぞれのホストファミリーと対面しました。
先々代の下野市国際交流員マシアス・ブリッタスドーフさんも、応援に駆け付けてくれました。
昨年ディーツヘルツタールに寄贈した、下野市国際交流図画コンクールの入賞作品も飾られていました。
2日目:自動車博物館の見学、レクリエーション
2日目は朝から、今年の7月にオープンしたばかりの自動車博物館(Nationales Automuseum The Loh Collection)へ。クラシックカーからレースカーまで、膨大な数の自動車のコレクションを見学しました。
参考:公式ホームページ (nationalesautomuseum.de)
昼食は館内のレストランで。
その後は体育館に移動し、ドッジボールなどのレクリエーションで親睦を深めました。
スポーツに国境なし、全力で取り組みました!
さらに地元の養蜂クラブで蜂の生態などについて学び、そこで作られたはちみつたっぷりのパンをいただきました。
3日目:学校見学・授業体験、歓迎会
この日は、ディーツヘルツタールの隣町にあるホルダーベルク総合学校を見学。
まずはパートナーと一緒に普通の授業を受け、その後、派遣団員を集めた特別授業を実施していただきました。
いったん解散し、夜はクロンベルクフォーラムで歓迎会を開いていただきました。
歓迎会と同時に外務大臣表彰授与式が行われ、記念すべき瞬間を一緒に祝うことができました(左からショル議長、トーマス議長、麻妻総領事、大塚副領事)。
参考:在フランクフルト日本国総領事館 - 広報文化 (emb-japan.go.jp) 授与式の様子・令和4年度外務大臣表彰授与のお知らせ
日本で事前に練習してきた盆踊りを披露。あたたかい拍手をいただきました。
こぼれ話
この夜は、ディーツヘルツタールに下野市国際交流員が3代揃いました。
左から現役のメラニー・ウィルペルトさん、先々代のマシアス・ブリッタスドーフさん、先代のカロリン・ヴァイドマンさん
4日目:ホストファミリーと過ごす自由行動日
各々が自分のホストファミリーと過ごしました。
ホストファミリーとの絆を深める1日となったのではないでしょうか。
5日目:ライン川沿いの日帰り旅行
この日は早朝からバスに乗り込み、ライン川沿いのまちへの日帰り旅行。
まずは、この地方で唯一中世から残っているというマルクスブルク城を見学しました。
昼食は、老舗のドイツ料理レストランで、シュニッツェルなどの伝統的なドイツ料理をいただきました(写真は肉の煮込み料理)。
ライン川の1時間ほどのクルーズで、盛りだくさんの1日を締めくくりました。
6~7日目:ヘッセンパーク博物館の見学、帰国
いよいよ最終日。
ホストファミリーのみなさんと別れた後、「石橋」のある広場でお別れ式を実施し、トーマス市長ともお別れ。
その後、ヘッセンパーク博物館でさまざまな時代のドイツ家屋を見学したり、ワークショップに参加したり、最後の時間を満喫。
藍染体験のワークショップと家づくり体験ワークショップの様子。
パートナーの生徒たちはフランクフルト空港まで見送りに来てくれ、最後の記念写真を撮りました。
初めての体験の連続で、団員の大半にとってあっという間の滞在期間でした。フランクフルト空港に向かうバスの中で「帰りたくない」という声が聞かれ、いよいよお別れというときには涙を流して別れを惜しむ姿も見られるほど、充実した交流となったようです。
お世話になった人々に感謝し、ホームステイ先の生徒の皆さんとの日本での再会を約束して、帰国の途につきました。