令和7年12月7日（日曜日）、しもつけ風土記の丘資料館では現在開催中の企画展「下野市内の遺跡IV律令国家の転換と『下野国』古代の制度変革～人がいない・予算がない～」の関連イベントとしまして、記念講演会を開催しました。

大宝律令制定により確立されていった律令体制が200年も経たないうちに崩壊していく過程を、下野国府跡から大量に出土した貴重な文字史料である木簡を参考にしながら説明するという、新しい視点からの講演となりました。

全国的な歴史の変遷を下野国の遺構から出土した史料をもとに解説していくことによって、古代の律令制の在り方や崩壊していった様々な理由というものが、現代社会の問題と決して無関係ではない身近なものとして感じられ、下野薬師寺・下野国分寺が衰退していかざるを得ない状況も理解しやすいものとなりました。

講演会終了後には、企画展の会場に足を運び真剣に展示を見学する参加者の姿も見られました。

ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

講演会の様子

お問い合わせ

しもつけ風土記の丘資料館

下野市国分寺993
電話番号：0285-44-5049

開館時間：午前9時～午後5時（最終入館は午後4時30分）

休館日：毎週月曜日・第3火曜日・休日の翌日（土・日・休日の場合は開館）・年末年始（12月28日～1月4日）