第二次下野市総合計画後期基本計画を策定しました
策定の趣旨
本市では、「第二次下野市総合計画基本構想」の計画期間10年間⦅平成28年度~令和7年度⦆において、本市の掲げる未来像「ともに築き未来へつなぐ幸せ実感都市」の実現を目指し、計画的に行政運営を進めています。さらに、将来像を実現するために「第二次下野市総合計画前期基本計画」⦅平成28年度~令和2年度⦆において、具体的な施策を推進してきました。
一方で、人口減少や高齢化の進展、自然災害の頻発や新型コロナウイルス感染症への対応などによる安全・安心意識の高まりなど、本市を取り巻く社会情勢もめまぐるしく変化しています。
これらの社会情勢の変化に対応するとともに、「第二次下野市総合計画前期基本計画」が令和2年度で終了を迎えることから、「前期基本計画」における取組に対する市民意識の変化等を明らかにした上で、今後5年間に実施する施策及び事業などを体系的に示すとともに、重点的に実施すべき事業などを示すため、令和3年度から令和7年度までの5年間を計画期間とする「第二次下野市総合計画後期基本計画」を策定しました。
第二次下野市総合計画の概要
(1)基本的な考え方
総合計画の策定にあたっては、本市の新たなまちづくりの指針にふさわしいものとするため、次の視点に基づき多くの市民参画の機会を設けながら進めてきました。
- 魅力ある暮らしやすいまちづくり
- 更なるステップアップ
- 実効性の高い計画づくり
- 協働によるまちづくりの推進
- 将来を見据えた土地利用の推進
(2)下野市の将来像
将来像 主題 「 ともに築き 未来へつなぐ 幸せ実感都市 」
副題 「人・自然・文化が織りなす 知恵と協働でつくる下野市」
下野市の強みと弱みを踏まえ、目標とする本市の理想的な姿を導き出し設定した将来像を実現するため、市民一人ひとりが活力を持ち、安心して生活できる地域社会を形成し、誰もが幸せを実感できるまちを次世代に引き継いでいく下野市を目指します。
そのため、地域で活躍する多彩な人材、豊かな自然環境、歴史的遺産や文化を融合し、市民と市が目的を共有し、それぞれの視点からより良いまちづくりを進め、協働して目的を達成していくことを目指します。
(3)しもつけ重点プロジェクト
本市の将来像の実現に向け、前期基本計画において「人いきいき」、「街いきいき」、「暮らしいきいき」の3つのプロジェクトを設定し、成果が強く望まれる施策・事業について、施策体系の枠組みを超え、横断的かつ総合的に進めることにより相乗的な効果を発揮させ、その波及効果が期待できるものとしています。
(4)施策体系
本市の目指す将来像の実現に向け、今後の施策の展開方向を「市民の幸福感の向上」、「人や企業に選ばれる自治体 」と定め、施策大綱では6つの分野別に基本目標を掲げました。
目標1 大切な命を育み、健康で笑顔あふれるまちづくり
目標2 文化を育み、心豊かな人を育て未来につなぐまちづくり
目標3 豊かな自然と人に優しい環境が共生した安全・安心なまちづくり
目標4 地域資源を活かし、産業・地域が躍進するまちづくり
目標5 快適でうるおいのある環境で新たな人の流れをつくるまちづくり
目標6 市民が主役の市民と行政が協働するまちづくり
(5)10年後の下野市
10年後の目指すべき姿とした2つの施策の展開方向から、市民がそれぞれの幸福を感じ、人や企業で活力あるまちづくりを推進していきます。
「市民の幸福感の向上」 ⇒ 「下野市に住んでいて、幸福感を感じる市民が増えています」
ライフスタイルが多様化、高度化する中で、量的な拡大を目指してきた社会は成熟化し、質的・精神的な充足が求められており、本市においても市民一人ひとりが幸せを感じられることが何よりも大切であると考えます。幸福感は人それぞれ千差万別ですが、下野市に住んでいて幸せと感じる市民が増える取組が重要であると考えます。
「人や企業に選ばれる自治体」 ⇒ 「人や企業に選ばれ、まちに活力があふれています」
本市の人口は、合併以来微増傾向でしたが、今後は減少が続くことが予想されており、人や企業に選ばれることで、人口の流出の抑制と流入を促進させることが重要であり、そのためには、まちの魅力、住みやすさ、活力が重要と考えます。
計画期間
基本構想 : 2016(平成28年度)~2025(令和7年度)
前期基本計画 : 2016(平成28年度)~2020(令和2年度)
後期基本計画 : 2021(令和3年度)~2025(令和7年度)