下野市国民健康保険 第3期データヘルス計画・第4期特定健康診査等実施計画を策定しました
データヘルス計画
平成25年6月に閣議決定された「日本再興戦略」において、「全ての健康保険組合に対し、レセプト等のデータ分析、それに基づく加入者の健康保持増進のための事業計画として「データヘルス計画」の作成・公表、事業実施、評価等の取組を求めるとともに、市町村国保が同様の取組を行うことを推進する。」と掲げられました。こうした背景を踏まえて策定した第2期データヘルス計画を見直しし、被保険者の生活習慣病の発症予防と重症化予防、また疾患の早期発見、及び介護予防による被保険者の健康寿命の延伸と医療費適正化を図ることを目的に、第3期計画を策定しました。
特定健康診査等実施計画
第4期下野市国民健康保険特定健康診査等実施計画は、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき策定しました。この計画は、糖尿病などの生活習慣病のもととなる内臓脂肪症候群の該当者やその予備群を減らすことを目的として実施している特定健康診査・特定保健指導について、その実施率や具体的な実施方法を定めるものです。
特定健康診査は、下野市国民健康保険加入者で、実施年度に妊産婦その他厚生労働大臣が定めた方を除いた40歳から74歳の方が対象です。
特定保健指導は、特定健康診査の受診結果により、メタボリックシンドロームの該当者・予備群(動機付け支援、積極的支援)となる方が対象です。
計画最終年度の令和11年度における目標値は、特定健康診査の受診率を60.0%、特定保健指導の実施率を60.1%、メタボリックシンドロームの該当者・予備群を平成20年度と比較して25%減少とするものです。
計画の期間
令和6年度から令和11年度(6か年)
下野市の健康課題
- その他の脳疾患、腎不全の医療費が高く、糖尿病にかかる医療費も年々増加している。
- II型糖尿病におけるIII期・IV期の患者は増加しており、また、保健指導対象者として優先順位の高いIII期・IV期患者多い。指導対象として効果の期待できる患者も増加していることから、早期介入により腎不全の重症化を予防する必要がある。
目的と目標
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目的
メタボリックシンドロームに着目し、内臓脂肪の蓄積や生活習慣、検査値を把握することにより、糖尿病・高血圧症・脂質異常症等の生活習慣病の発症及び重症化予防を図る。法定事業(根拠法令:高齢者の医療の確保に関する法律第18条)
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大目標
- 糖尿病の発症及び重症化予防
- 高血圧の発症及び重症化予防