「旗竿地」を検討してみませんか?
市では、仁良川地区土地区画整理事業地内の宅地(保留地)を公売していますが、その中に「旗竿地」と呼ばれる形状の土地があります。
「旗竿地」とは、道路(公道)に接する出入口部分が細い通路上の敷地になっており、その奥に家の敷地がある形状の土地のことです。竿のついた旗のような形状をしていることからそう呼ばれています。
この「旗竿地」には形のほかにどのような特徴があるのか、また、「旗竿地」を選ぶメリットとデメリットにはどのようなことがあるかご紹介します。
旗竿地のメリット
地価が比較的安価です
一般的な保留地よりも地価が安く(2~3割)設定されています。
広々とした敷地を手に入れることができます。
静かで安全な住環境が手に入ります
「旗竿地」はその多くが公道から少し奥まった場所にあります。敷地の近くを車や人が通らないので、静かな住環境がつくりやすいと言えます。
また、お子さんがいらっしゃるなら、家のすぐ目の前が車通りでないことから安全が確保できます。
内装・家電・家具などにこだわりを持った家づくりができます
「旗竿地」は四方を住宅に囲まれていることが多いので、家の外観は公道からほとんど見えないことになります。
そのため、外観へのコストを抑えて家の中のものにコストをかけることで、こだわりの家づくりが期待できます。
旗竿地のデメリット
駐車しにくい
通路部分を2台以上の駐車場として使用する場合、縦列駐車となるため、出し入れが難しくなることがあります。
建築コストが高くなるかも
重機が敷地の奥まで届かない場合があります。重機が入れないと人力での作業が増え、建築コストが増加する原因となります。
生活インフラの整備に通常より多くの費用
家を建てる場所まで水道や排水管を引かなくてはいけないので、その分コストが必要です。
日当たりや風通しに工夫が必要
周りを家に囲まれていることが多い「旗竿地」は、1階部分の採光や通風が悪くなりがちです。
この問題を解決するために、リビングを2階に設けたり、天井近くに大きな窓を設けたりする工夫が必要です。
プライバシーやセキュリティ面に注意
周りを家に囲まれていると近隣の家との距離が近くなり、プライバシーが確保できないことがあります。
また、人目につきづらい奥まった場所に家を建てることになるので、防犯上の不安が残ることもあります。
「旗竿地」の購入をご検討ください
「旗竿地」のデメリットは、メリットと表裏一体の関係にあります。
デメリットが多く挙げられる「旗竿地」ですが、求めやすい地価は魅力的と言えるでしょう。
また、仁良川地区土地区画整理事業地内で公売中の「旗竿地」については、敷地面積自体が比較的大きく設定されています。
このため、上記で挙げたデメリットについては、当てはまらない部分も多いと考えています。
まずは現地をご確認いただき、「旗竿地」だからと敬遠することなく、選択肢のひとつとしてご検討いただけると幸いです。