第75回「社会を明るくする運動」内閣総理大臣メッセージ伝達式及び講演会を開催しました
令和7年7月5日(土曜日)、南河内公民館大ホールにおいて、第75回“社会を明るくする運動”内閣総理大臣メッセージ伝達式及び講演会を開催しました。
当日は、約80名の方にご参加いただきました。
内閣総理大臣メッセージ伝達式
内閣総理大臣メッセージ伝達式は、“社会を明るくする運動”を、市民の皆様と国や地方が一体となって本運動の取組を推し進めるため、内閣総理大臣から国民の皆様に向けたメッセージを地方自治体に伝達するものです。
伝達式では、宇都宮保護観察所の中島祐司所長から、下野市社会を明るくする運動推進委員長の坂村哲也市長に、第75回“社会を明るくする運動”内閣総理大臣メッセージが伝達されました。
第75回“社会を明るくする運動”内閣総理大臣メッセージ(pdf 83 KB)
講演会
伝達式の後、神奈川大学人間科学部 特任教授の紀惠理子(きのえりこ)氏を講師にお招きし、講演会を開催しました。
「心をはぐくむ ~安全・安心なまちづくりのために~」と題して、更生保護の観点から安全・安心なまちづくりについて講演いただきました。
法務省矯正研修所の元所長である紀氏は、非行少年の性格や非行に至った要因を分析・解明し、改善のための方策を提案するとともに、非行、いじめ、不登校、しつけ等で悩む保護者、子ども・青少年、教員等関係機関職員への相談・助言・援助を行ってきた経験がとても長く、具体的なお話を交えながら、なぜ非行や問題行動を起こしてしまうのか、そこには一人ひとり事情や背景が異なり、それを理解し、身近で見守り支えてくれる大人の存在が、いかに大切であるかをお話しいただきました。また、「理解」と「支援」の両輪を備え、彼らの立ち直りを見守る大人を一人でも多く増やしていくことが、安全・安心なまちづくりにつながるというお話は、参加者にとっても新たな学びの機会となりました。
参加者からは、「困難を抱えた人への『理解』と『支援』について考えるきっかけとなった。これを周りの人にも伝えたい。」、「見守り支える大人が多い地域は地域力が高い地域であり、犯罪や非行に走る人が減り、被害を受ける人が少ない安全・安心なまちであることが、みんなが笑顔で暮らせる『明るい社会』になるのだと感じた。」などの感想が寄せられました。
あなたもできることから始めてみませんか?
“社会を明るくする運動”は、7月の強調月間を中心に、街頭広報、ポスターの掲出、新聞やテレビ等の広報活動に加えて、だれでも参加できる様々な催しが行われますが、年間を通して実施する運動です。イベントに参加したり、ホームページを見たりしたことなどをきっかけにして、犯罪や非行のない安全で安心な社会を実現するため今何が求められているのか、そして、自分には何ができるのかを、みなさんで考えてみませんか。