下野市の名産は何?
下野市はかんぴょう生産日本一です!
栃木県のかんぴょうは、全国生産の97%を占め、このうち下野市は栃木県全体の46%を生産しています。
かんぴょうの歴史
今から約300年前、壬生藩主の鳥居忠英というお殿様が、滋賀からお国がえになったとき、かんぴょうの種を取り寄せ、この辺り「下野の国」に広めたと伝えられています。
また、この辺りは、関東ローム層(黒色の火山灰土)による土壌に覆われているため、排水が良く、夏の暑い時期には、日光那須連山から発生する雷雨が地面を冷やし、恵みの雨となり、水分が実を太らせ、かんぴょうの成長を促します。
このように土壌や気象条件がともにかんぴょうの栽培に適した地域であることが、下野の国にかんぴょうの生産を定着させたものとして考えられています。
かんぴょうの花「ゆうがお」。市の花にもなっています。
かんぴょうの実は、「ふくべ」と呼ばれ、ウリ科ユウガオの果実です。帯状に長く剥いて、乾燥させた食品です。
「ふくべ」を機械で剥いている様子です。
細長く、切れないように剥いていきます。
この作業を早朝までに終えなければならないため、夜中から剥いている農家もあります。
細長く剥いたかんぴょうを干します。 夏の天日にあて、十分に乾燥させます。 ビニールハウスでボイラー(石油を燃やして温度を上げる機械)と送風機を使い乾燥させる農家もあります。