【下野薬師寺歴史館】しもつけ子ども歴史講座を開催しました
下野薬師寺歴史館では、令和5年度夏休みのイベントとして『みて・ふれて・まなぶ』をコンセプトに、楽しく歴史を学べる小学生対象の『しもつけ子ども歴史講座』を開催しました。
今回は古墳の講座の人気が高く、文化財に対する意識の高さが感じられました。たくさんのご参加ありがとうございました。
第1日目:7月26日(水曜日)『木簡を知ろう!』
代表的な文化財の文字史料の一つである『木簡(もっかん)』に焦点を当て、そのなぞに迫りました。木簡の発見される場所やその使用目的、役割について勉強し、おもしろ木簡などを紹介しました。最後に、東の飛鳥のオリジナル『筆ペン』を使って、現代風にアレンジした『木簡』に自分の好きな文字や願い事を書きました。普段使い慣れない筆ペンと木の組み合わせに最初は戸惑う様子も見られましたが、一字一字丁寧に仕上げることができました。2023年は旧暦の七夕が8月22日にあたることから、願い事を書いた木簡を短冊に見立てて笹に飾りました。
第2日目:7月27日(木曜日)『古墳ってなぁに?』
古墳がどんなものかを勉強した後、実際に古墳のミニチュアを作って古墳の構造について学びました。古墳の定番とも言える前方後円墳のミニチュアを個性豊かに表現しました。古墳の好きな子どもたちの参加が多く、開始前から講座の内容にわくわくしている姿が印象的でした。
第3日目:7月28日(金曜日)『マンガふるさとの偉人「下毛野古麻呂」について』
『マンガふるさとの偉人下毛野古麻呂(しもつけのこまろ)』をテキストに、飛鳥~奈良時代の下野国やその周辺地域の歴史的特性、当時の都(中央)との関係や下野薬師寺について学びました。また、物語の中で、主人公『下毛野古麻呂』がライバルやその一族、家族や友人など多くの仲間たちとの交流を経て、成長する姿がイキイキと描かれています。東国出身者として異例の出世をとげ、のちに大宝律令の編さんや下野薬師寺の建立に関わったとされるなど、史実としても多くの事績を残しています。
問い合わせ先
下野薬師寺歴史館
下野市薬師寺1636
電話 0285-47-3121