【下野薬師寺歴史館】薬師寺小学校ふるさと学習(中学年)
6月24日(木曜日)、薬師寺小学校との連携事業「ふるさと学習(中学年)」を下野薬師寺歴史館で行いました。地域の文化遺産における体験活動を通して、歴史や文化に対する関心を高め、奉仕の精神を育てるとともに、歴史あるふるさとへの誇りや愛着を育てる、との趣旨
から行われています。
エゴマの栽培体験
これまでの発掘調査によって、古代の下野薬師寺では法会(法要)の際にたくさんの灯明皿が使用されていたことがわかっています。古代には灯明の油としてエゴマやナタネが使用されていたことから、ボランティアや地元農家の協力によって、平成23年度からエゴマの栽培体験を実施しています。今回は、3、4年生が歴史館北側にある畑で、エゴマの苗の移植を行いました。
下野薬師寺跡
その後、下野薬師寺跡へ行きました。復元回廊では、古代の建築工法で復元されている
ことや建物の柱(赤)や連子窓(緑)に使われている塗料の原料についても学びました。
また、VR東の飛鳥アプリを使って、約1300年前の壮大な下野薬師寺を体感することが
できました。
前日からの梅雨空で天気も心配されましたが、無事ふるさと学習を行うことができました。
秋には成長したエゴマを5、6年生が手作業で収穫し、12月には、5年生を対象としたエゴマの油しぼり体験を実施する予定です。
なお、令和4年度からの小中一貫義務教育学校「南河内小中学校」への移行にともない、「薬師寺小学校」で「ふるさと学習」を実施するのは今年度が最後となります。
問い合わせ先
下野薬師寺歴史館
下野市薬師寺1636
電話:0285-47-3121