【下野薬師寺歴史館】南河内小中学校ふるさと学習を行いました
6月27日(木曜日)に、南河内小中学校との連携事業「ふるさと学習」を行いました。
今年度は、6年生と共に1年間を通してエゴマを育て、灯明の原料となる油を搾ります。
ふるさと学習は、地域の文化遺産における体験活動を通して歴史や文化に対する関心を高め、奉仕の精神を育てるとともに、歴史あるふるさとへの誇りや愛着を育てる、との趣旨から行われています。
エゴマの栽培体験
これまでの発掘調査によって、古代の下野薬師寺では法会(法要)の際にたくさんの灯明皿が使用されていたことがわかっています。古代には灯明の油としてエゴマやナタネが使用されていたことから、ボランティアや地元農家、障がい者福祉施設の協力によりエゴマの栽培体験を実施しています。
今年度は、6年生が下野薬師寺跡の中にある畑でエゴマの苗の移植を行いました。
下野薬師寺跡
その後、下野薬師寺跡の復元回廊を見学しました。
復元回廊では、古代の建築工法で復元されていることや建物の柱(赤)や連子窓(緑)に使われている塗料の原料について学びました。
今年は早くからの暑さと梅雨入りが遅かったため、今後のエゴマの成長が心配ですが、天候を見ながら見守っていきたいと思います。
秋には成長したエゴマを手作業で収穫し、12月にはエゴマの油しぼり体験を実施する予定です。
問い合わせ先
下野薬師寺歴史館
下野市薬師寺1636
電話:0285-47-3121