帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用の一部助成
下野市では、帯状疱疹の発症や重症化を予防するためにワクチン接種を希望される方の経済的な負担を軽減するため、接種費用の一部を助成します。
他の予防接種と同様に、予防接種には副反応の発生の可能性もあることから、事前に十分に医師と相談のうえ、接種をご検討ください。
令和7年度の任意接種助成について
令和7年4月から帯状疱疹予防接種は、65歳の方を対象とした「定期接種」に位置付けられました(5年間の経過措置あり)。定期接種の詳細は、こちらをご覧ください。
これを受けて、令和7年度については、帯状疱疹の任意接種の助成を下記のとおり継続します。なお、令和8年度以降の助成については未定です。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。子どものころにかかった水ぼうそうウイルスが体の中で長期間潜伏し、免疫力が低下すると帯状疱疹として発症します。帯状疱疹になると、水ぶくれを伴う赤い発疹が体の片側に、帯状に現れます。強い痛みを伴うことが多く、症状は3~4週間ほど続きます。皮膚症状が治った後も痛みが続く、帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割がPHNになるといわれています。
助成対象者
次のすべてに当てはまる方が助成対象となります。
- 接種日時点において下野市に住民票がある50歳以上の方(定期接種対象の方は除く)
- 令和6年4月1日以降に帯状疱疹ワクチンを接種した方
- これまでに帯状疱疹ワクチン接種にかかる本市の費用助成を受けたことがない方
使用するワクチンと主な副反応について

ワクチン |
生ワクチン (乾燥弱毒生ワクチン) |
組換えワクチン
(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) |
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接種回数 |
1回 |
2回 |
接種方法 |
皮下接種 |
筋肉内接種 |
接種間隔 | 他の生ワクチンと27日以上の間隔をあける | 2か月以上の間隔をあけて2回接種 |
接種後の効果 |
1年:6割程度の予防効果 5年:4割程度の予防効果 |
1年:9割以上の予防効果 5年:9割程度の予防効果 10年:7割程度の予防効果 |
接種を受けられない方 |
|
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副反応 |
注射部位の痛み、腫れ、発赤、かゆみなど まれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病などの重篤な副反応が現れることがあります。 |
注射部位の痛み、腫れ、発赤、筋肉痛、発熱、頭痛、疲労、悪寒など まれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病などの重篤な副反応が現れることがあります。 |
助成額(いずれか一方のワクチンに対してのみ助成します)
種類 |
生ワクチン (乾燥弱毒生ワクチン) |
組換えワクチン (乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) |
---|---|---|
助成額 | 4,000円 | 1回につき10,000円 |
助成回数 | 1回のみ | 2回まで |
実施医療機関と助成方法
市の予防接種に協力する旨を承諾した一般社団法人小山地区医師会(下野市・小山市・上三川町・野木町)に所属する会員医師のいる医療機関、または市と委託契約を締結した医療機関で接種を受けた場合、医療機関窓口で助成金額との差額が請求されます(手続き不要)。
なお、それ以外の医療機関で接種を希望する場合は、事前に申請が必要となります。
実施医療機関については下記のページをご確認ください。
その他の留意事項
- 接種については任意です。また、医療機関ごとに接種費用や取り扱われるワクチンが異なります。
- 帯状疱疹ワクチンの交互接種(2種類の異なるワクチンを組み合わせて接種すること)はできません。
- どちらのワクチンが良いか等のご相談には市では対応しておりません。ワクチンの効果や特徴、副反応の発生頻度、価格などを参考にご判断ください。特に基礎疾患のある方は、主治医と相談の上で接種するワクチンをご選択ください。
- 助成を受けられるのは、定期接種・任意接種あわせて一人につき一度のみです。
- 帯状疱疹ワクチン予防接種は任意接種として取り扱われます。万一、健康被害が発生した場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済(新しいウィンドウが開きます)の対象となる場合があります。