感染症情報について
感染症流行状況(県南健康福祉センター管内)
警報レベル
ありません
注意報レベル
ありません
警報・注意報基準について
- 注意報レベル:基準値流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があることを、流行発生後であればその流行がまだ終わっていない可能性があることを示します。
- 警報レベル:大きな流行の発生・継続が疑われることを示します。

インフルエンザが流行入りしました(2025-2026シーズン)
県内で9/8~9/14に報告された1医療機関あたりの報告数が1.02になり、流行開始の目安である1.00を超えました。年齢階級別では0~9歳の患者が全体の6割以上を占めています。今後も患者報告数の増加が予想されますので、発生動向に注意するとともに、手洗いや咳エチケット等の基本的な感染対策を心がけましょう。
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。
「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」です。特に子どもや高齢者、免疫力が低下している方は注意が必要です。
症状としては、1~3日間ほどの潜伏期間を経たのち、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。併せて一般的な風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、子どもではまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど重症化することがあります。
感染経路は、感染者の咳やくしゃみ、会話の際の飛沫を吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスがついた手で目や鼻、口を触ることによる「接触感染」が主です。
予防対策など
- ワクチン接種
感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。接種を希望される方は、医療機関(主治医)に相談しましょう。
※令和7年度のインフルエンザ予防接種については、こちら(小児等インフルエンザ・高齢者インフルエンザ)をご確認ください。 - 手洗い、うがい
流水・石鹸による手洗いやうがいをしましょう。アルコール製剤による手指消毒も効果的です。 - 適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザに感染しやすくなります。室内では加湿器を使用するなど、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。 - 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、日頃から体調管理を心がけましょう。 - 人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出する場合、不織布マスクを着用することも予防策の一つです。 - 室内の十分な換気
百日咳にご注意ください
県内で感染が広がっており、全国的にも昨年を上回るペースで増加している状況です。
地区別では、特に宇都宮市及び県東地区からの報告が多い状況です。
年齢階級別では19歳以下の若年層が7割以上を占めています。
今後も発生動向に注意するとともに、手洗いや咳エチケット等の感染対策を心がけましょう。
百日咳とは
百日咳菌によって引き起こされる急性気道感染症です。
季節性はみられず、どの季節でも起こります。
乳児では重症化しやすく、特に生後6ヶ月以下では死に至ることもあるため注意が必要です。小児を中心に見られますが、近年では成人の症例も多く報告されています。成人では激しい咳発作が見られない傾向にあるため、単なる咳として放置されやすく、重症化しやすい乳児へと感染を拡げてしまう危険性があります。咳等の呼吸器症状がある時は、マスクを着用し、乳児との接触をできるだけ避けましょう。
感染経路は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染や接触感染です。
ダニ媒介感染症に注意
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症(重症熱性血小板減少症候群:SFTSなど)のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあり、ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。
詳細については、ダニ媒介感染症に注意しましょうのページをご確認ください。
海外へ渡航される皆様へ
感染症に注意しましょう!
海外には日本で発生していない感染症がたくさんあります。
海外で注意するべき感染症や発生情報は、各検疫所や外務省のホームページで確認いただけます。
海外に渡航される方は、渡航先の状況や滞在中の計画に応じた適切な感染予防を心がけてください。
渡航先の感染症情報をチェックしましょう
海外の感染症情報や予防方法は下記リンクをご覧ください。






