下野市消防団が日本消防協会特別表彰まといを受賞
消防団としての最高栄誉賞「特別表彰まとい」を受賞
令和5年3月3日に開催された「第75回日本消防協会定例表彰式」(ニッショーホール)において、下野市消防団が日本消防協会最高栄誉賞「特別表彰まとい」を受賞しました。
受賞の様子
定例表彰式の様子
特別表彰「まとい」とは
特別表彰「まとい」は昭和54年(1979年)に創設され、全国約2,200の消防団の中から、毎年10団体に授与されるもので、(公財)日本消防協会が行う表彰の中で最高位とされており、栃木県内では(宇都宮市、足利市、鹿沼市、那須塩原黒磯、益子町に続く)6番目の授与となります。
この特別表彰「まとい」を受賞するためには、日頃の消防団活動全般において優れた実績があり、消防庁長官や日本消防協会会長から表彰旗を授与されており、かつ全国消防操法大会への出場経験があるなど、数々の要件があります。
なお、特別表彰で贈られた「まとい」は現在、市役所正面玄関、1階市民ロビーにて展示しています。
まとい展示の様子
特別表彰「まとい」受賞の経緯
「まとい」と一緒に展示されている額には、受賞までの経過が下記のとおり記されています。
「下野市消防団は、令和五年三月三日、第七十五回日本消防協会定例表彰式(ニッショーホール)において、日本消防協会最高栄誉賞「特別表彰まとい」を受賞しました。
これは、下野市消防団の、長い歴史と輝かしい伝統の中で、日夜努力を重ねて来られた先輩諸氏の功績はもとより、側面から御支援下さった多くの皆様方の御厚情の賜であります。
これまでにも規律厳正、技能熟達、成績抜群により昭和四十五年、昭和五十五年及び平成三年に日本消防協会表彰旗、平成二十八年に日本消防協会優良婦人消防隊表彰、昭和六十一年に消防庁長官旗、平成二十八年に内閣総理大臣表彰、平成二十八年及び令和二年に消防庁長官表彰を授与され、また栃木県消防操法大会ポンプ車操法の部では平成十年第三十三回大会、平成二十八年第四十二回大会で優勝、平成十年第十六回全国消防操法大会では敢闘賞を受賞しました。これら永年にわたり抜群の成績を堅持していることや、平成二十三年東日本大震災、五十年に一度と言われた平成二十七年関東東北豪雨、四年後の令和元年台風十九号等、災害時における昼夜問わずの献身的な活動も高く評価されたものであります。
この栄誉を讃え、市民の生命財産を守るボランティア精神を末永く誇り伝えたいと思います。
又この「まとい」は、全長二メートル十センチ純金箔・純銀箔仕上げであります。
令和五年三月吉日
下野市 市長 坂村 哲也
下野市消防団 団長 倉井 茂樹」
下野市消防団の主な表彰歴
昭和45年2月20日 | 日本消防協会表彰旗(旧石橋町) |
昭和55年2月12日 | 日本消防協会表彰旗(旧南河内町) |
昭和61年3月4日 | 消防庁長官表彰旗(旧石橋町) |
平成3年2月13日 | 日本消防協会表彰旗(旧国分寺町) |
平成3年6月15日 | 栃木県知事表彰(旧南河内町) |
平成4年6月15日 | 栃木県知事表彰(旧国分寺町) |
平成7年6月15日 | 栃木県知事表彰(旧石橋町) |
平成10年8月5日 | 第33回栃木県消防操法大会ポンプ車操法の部優勝(旧石橋町消防団第2分団出場) |
平成10年10月8日 | 第16回全国消防操法大会敢闘賞(旧石橋町消防団第2分団出場) |
平成18年1月10日 | 三町合併により「下野市消防団」設立 |
平成28年3月6日 | 平成27年度防災功労者消防庁長官表彰(平成27年関東・東北豪雨) |
平成28年3月8日 | 日本消防協会優良婦人消防隊表彰 |
平成28年3月8日 | 日本消防協会竿頭綬(10回目の受賞。昭和27年、37年、44年、51年、58年、63年、平成5年、11年、16年にも受賞) |
平成28年7月30日 | 第42回栃木県消防操法大会ポンプ車操法の部優勝(第1分団第1部出場) |
平成28年9月1日 | 内閣総理大臣表彰(平成27年関東・東北豪雨) |
令和2年3月9日 | 令和2年度防災功労者消防庁長官表彰(令和元年台風19号) |
令和5年3月3日 | 日本消防協会特別表彰まとい |
下野市消防団編成歴
(1)平成18年1月10日、3町(旧南河内町、旧石橋町、旧国分寺町)合併により下野市消防団が誕生。団長1名、副団長2名、正副支団長と8分団(南河内支団に第1~3分団、石橋支団に第4~6分団、国分寺支団に第7、8分団が所属)25部で編成。定数468名とした。
(2)平成21年4月1日再編。第1分団第3部(定数15名成田・町田上・町田下)と第1分団第4部(定数15名下文狹・東田中・西田中)を統合して第1分団第3部とし、定数30名とした。
(3)平成25年4月1日再編。
- 副団長を定員3名とした。
- 支団の副支団長を廃止した。
- 第1分団第3部の定数を30名から20名とした。
- 第6分団第1部の定数を22名から20名とした。
- 女性部を設置し定員12名とした。
- 定員470名とした。
(4)平成26年4月1日再編。
- 石橋支団長及び国分寺支団長を廃止した。
- 第4分団第1部(定員12名)と第2部(定員12名)が統合し第4分団第1部とし、定員24名とした。
- 第5分団第2部(定員13名)と第3部(定員13名)が統合し第5分団第2部とし、定員26名とした。
- 若林地区を第6分団第1部から第6分団第2部の担当とした。
- 定員468名とした。
(5)平成29年4月1日再編。
- 南河内支団長を廃止し、支団制度を廃止した。
- 第1分団第1部の定数を24名から25名とした。
- 第4分団第1部の定数を24名から25名とした。
- 第7分団第1部の定数を18名から19名とした。
- 第7分団第2部の担当地区を笹原・箕輪・関根井・医大前・小金井北(旧8-3)とした。
- 第8分団第1部の定数を18名から22名とし、担当地区を下町(旧7-2)・駅前(旧7-3)とした。
- 第8分団第2部の定数を18名から24名とし、担当地区を柴北・柴南・日の出町・丸野町・旭ヶ丘・烏ヶ森・あずま町(旧7-4)・駅東(旧7-3)とした。
- 第9分団第1部を新設し、定員を24名とし、担当地区を川北・川南・鈴苅町(旧8-1)・川東・泉町(旧7-3)とした。
- 第9分団第2部を新設し、定員を18名とし、担当地区を川西・南国分・国分寺・紫(旧8-3)とした。
- 第7分団第3部(定員18名)及び第4部(定員18名)、第8分団第3部(定員18名)を廃止した。